今井 富美子 いつも「プラスα」のご提案をしていきたい
営業担当今井 富美子(いまいふみこ)
職業能力開発総合大学校
建築・造形専攻
木を育て、森をつくるという林業を営みながら、森林を整備し、住む家の木を産み出すことは、シンプルで大切なサイクル。
このサイクルには、おいしい水を作りだす役割があったり、日々の生活では見えにくいけど、忘れてはいけないことが沢山含まれています。こうしたことを企業ポリシーに据えている古河林業で、お客様の夢や憧れをカタチにしてゆく住宅の設計に携わりたいという思いでいます。
以前の職場では衣・食・住をトータルに捉えた住空間設計に携わり、空間の捉え方、デザイン手法を学びました。これまでの経験と、インテリアデザインからの視点を生かし、お客様にとって「プラスα」になるご提案をしていきたいと思います。
暮らしのエッセンスはバランスが大事です
古河林業の家づくりは、お客様とじっくり話し合って進めていきます。要望・形態・暮らしぶりを読み取りながら、どんな住まい方が適しているかを考えます。
その為には、暮らしを見つめ直し、何が必要で大切なのか、また何が要らなくて省けるものなのかなどの判断が必要になります。
どんなに素敵な器でも、盛られている料理が、いろいろな素材のてんこ盛りでは輝かないでしょうし、どんなに素敵な料理でも、器と合っていなければ、きっと美味しさも半減してしまうのではないでしょうか。
暮らしが豊かになるためのessenceエッセンス(①物事の本質。精髄。-広辞苑より-)は、足し算・引き算のバランスが大事だと思います。頭の中が、家づくりの思いでいっぱいになってしまった時は、「あたたかく楽しい暮らし」をイメージしてみてください。
きっと「家づくり」の本当の目標が見えてくるはずです。また、家づくりの延長線は「住まう」ということ。食ならば毎日口にするもの、衣ならば毎日身に纏うもの、住は毎日「住まう」場所になります。私たちは、シンプルで飽きのこないものをご提案するよう心がけています。
「古河林業の家」が長く愛されますように
3:7の比率。パッと思い浮かびますか?小学生の頃に学んだ、国土に対する森林の割合です。輸入材に頼っているというイメージが強い日本は、実は「海に囲まれた森林の島」です。
日本の気候で育った木々は、柱などの構造体になった後も、呼吸を続け、時間をかけて、ゆっくりと落ち着いていきます。木々が育ち森になり、家の柱として使用できるまでに成長するには、数十年という時間を要します。「古河林業の家」の構造体に使う木材は、樹齢50年前後のもので、耐用年数の目安は90年。成長するに要した時間の約2倍もの間、家をしっかり支えます。
木々が家という形に生まれ変わり、お客様と新たなスタートをきる。「古河林業の家」という名の森林の中では、毎日清々しい空気が流れます。ご家族の笑顔と共に、四季折々のお花を飾っていただいたり、住まい手によって日々の彩りを添えていただければうれしいです。