三重林業所
三重山林は平成20年に取得、林業所開所は令和元年からとなりました。
林業所は三重県の中南部、大紀町にあり、伊勢へと流れる宮川の支流、大内山川の源流に位置します。気候は概して太平洋側の性質を示して温暖で、寒暖差は比較的大きく、年間降水量が多いことも特徴です。
大紀町総面積の内91%が山林となっていて、この地域は古くから杉、桧の心持柱角材を生産目標とした林業が盛んで、県下でも有数の人工林地帯となっています。
又、社有林内を世界遺産、熊野古道が通り、かつて伊勢国と紀伊国の境であったツヅラト峠からは熊野灘を望む事ができます。
山林概況
林業地は民有林と境界を接し573ha、東京ドーム約122個分にあたります。そのうち植林したスギ、ヒノキが80%を占めており、うち約半分が50年生以下になる成長途中の山林です。
良い苗木を選んで密植し丁寧な下刈りや適期に枝打ち、間伐を繰り返す事により通直で年輪が細かく均一で粘り強い良質な柱材を育てています。
林業地の約8割を平成22年に水源涵養や土砂流出などの保安林に指定しました。
水源として、又、洪水防止、土砂崩れなど近年大型化する台風災害軽減にも貢献しています。
大黒柱ツアー
山の中でご自分の家の大黒柱を選んで伐採を体験していただきます。
その後は滝原神宮(伊勢神宮の別宮)や大内山動物園、錦漁港などへの観光も合わせて楽しんでいただけます。
のんびり、ゆったりしたツアーを通じて三重の良さを感じて頂けたらと思います。
担当者のメッセージ
植林、下刈、間伐、枝打ち、1本の木を伐採するまで育てるのには長い年月と手入れが必要です。
先人から引き継いだ山林を適切に管理し、お客様により良い木をお届けしたいと思っています。
【住 所】 | 〒519-3111 三重県度会郡大紀町大内山130 |
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【電 話】 | 0598-89-4054(代) |